タトゥースクール

時代の流れと共に、刺青・タトゥーに対する考え方や風潮に変化が現れ、需要も増える一方です。
昔にあった“怖い”とか“威圧感”＝『刺青』という古い概念ではなく、今はファッションや自分を表現する個性の１つとして身近に感じるモノになって来ました。
“彫り師”と言う肩書きも、タトゥーを施すアーティストであり芸術家としての存在が知られるようになっています。

以前、彫り師・タトゥーアーティストは「医師免許が必要である」と日本の法律で定められていました。
ですが2018年11月、大阪最高裁は「刺青には装飾的・芸術的な特徴があり、医療目的ではない」との判決を下しました。
この最高裁の判決により、法的に医師免許がなくても彫り師・タトゥーアーティストになることが可能となりました。

アメリカでは…タトゥーにおける特別免許制度があり、１つの職業として正式に認定されています。
中国では…国家資格美容免許の中に組み込まれ、ランク分けで上級・中級・下級と専攻科が選べるようになっていて、資格取得後、プロとして働くことが出来ます。
またインドネシア・バリでは免許制度こそ無いものの、数軒に１軒というほど、たくさんのスタジオが軒を連ねて日々、技術を競い合っています。

日本では、これからタトゥー業界が発展していく途中段階ですが、現にタトゥーアーティストを志して、たくさんの見習い生がタトゥースクールに通い練習に励み、デビューを目指しています。
アーティストが増えることで、日本でもタトゥーに対する制度や規則が整えられ、もっと自由化を図れるようになれば…
その為にも確かな技術と共に、正しいルールと心得を学びませんか。